自動車の心臓部であるエンジンの設計とトランスミッションの設計・開発を行います。世界中のメーカーが次世代エンジン、次世代CVT(無段変速機)、DCT(デュアルクラッチトランスミッション)の開発に注力しているなか、新たな技術革新の実現に向けて日々挑戦しています。
- 次世代エンジン、次世代CVTの設計・開発
新世代エンジンの動弁系部品や冷却部品をはじめ本体構造部品とその周辺機器に関する機械設計・開発・仕様検討・決定、サプライヤーコントロール、社内他関連部署との調整など - 金属、セラミックス、高分子材料、触媒、塗装、油脂類などの選定
- 加工、熱処理、生産工程などの検討と調整
取扱部品一例(エンジン)
シリンダーブロック、シリンダーヘッド、ターボチャージャー、
スーパーチャージャー、オルタネーター(発電機)、
インテークマニホールド(吸気管)、
エキゾーストマニホールド(排気管)など
試作エンジンの実験と評価を行います。エンジン単体の試験や車両に搭載しての走行試験はもちろん、さまざまな気候、環境下において最高の性能が発揮できるよう、試験結果などを設計にフィードバックさせ性能向上をはかります。
- エンジン、トランスミッションの性能試験および耐久性と信頼性の評価実験
- エンジン、トランスミッションなどパワーユニット関連製品の運転確認、特性の確認および分解調査
- 操舵性能/操縦安定性/制動性能/加速性能などに関する実験・性能評価業務
- 試作車両を用いて衝突安全・強度耐久・操縦安定・振動騒音などあらゆる条件下での実験評価
エンジン、トランスミッションをコンピュータ制御するECU(エンジンコントロールユニット)の設計・開発を行います。燃費の改善から事故予防制御まで、さまざまな制御を可能にします。
- エンジン、トランスミッション、シャーシの制御開発と車載電子部品の開発
- エンジン制御および衝突防止制御プログラムとの構築・改修・改善
- 電子制御(VDC横滑り防止制御など)システム開発
- 自動運転関連技術の研究・調査・開発
- 画像認識技術開発
- 自律運転制御技術開発
CADで設計された製品データをコンピュータによるシミュレーション解析でその強度や性能の評価を行います。膨大な時間と開発費用を減らし、より効率的に設計・開発を行うために用いられます。
- 空気、水(流体)、熱、強度、振動騒音などのシミュレーション解析
- 燃費改善に関する研究・評価や騒音振動解析
- 設計から実験評価に至る開発の期間短縮のためのシミュレーション解析
エンジンやトランスミッションなどパワーユニットの技術開発は、5年後、10年後を見据えた開発を行う必要があります。数年後には何が必要とされ、技術はどこまで進化するのか。これらを複合的に考え未来につなつなげます。
- 次世代エンジン、次世代CVT、DCTの開発
- CVTなどのトランスミッション、駆動系に関する機械設計・先行開発
- 仕様検討、試作車両製作(設計検討)
- 先行開発車、次期フルモデルチェンジ車の電装系部品やパワーユニット系部品の原価分析・原価改善
- 他社自動車調査、走行性能・出力性能計測および全分解調査
1日に数千台単位で生産される自動車を効率よく製造するための生産技術・設備開発を行います。生産工程の1分1秒のむだを省き、いかに高品質かつ高効率に生産するかを設計する重要な技術となります。
- 効率的な量産化のための生産技術開発および設備開発
生産方式、工程編成の計画、および機能部品や車体部品を加工する型、冶具、機械、設備の設計・調達・配置 - 自動車に使用される材料全般の技術開発および実験評価
- 金属、セラミックス、高分子材料、触媒、塗装、油脂類などの開発・加工・応用技術の研究